人道支援・ボラン ティア

山本 昌子(WEB選考会第1ステージ通過者)

性別
氏名 山本 昌子やまもと まさこ
所属企業・団体名 ACHAプロジェクト
所属企業・団体役職 代表
活動カテゴリー 文化
青少年育成・世界平和・人権
ボランティア

活動エリア及び活動内容

2016年3月1日より、児童養護施設出身者へ振袖を通して「生まれてくてくれてありがとう」を伝える活動をしています。現在の拠点は、関東、関西を中心に宮城、愛知、滋賀、岡山と全国展開しています。振袖の他にも、卒業袴の貸し出しや七五三事業、ウェディングフォトなども行っています。自身が生後4か月から施設で育った経験を活かし17歳から当事者発信活動を行っています。2019年には児童養護施設出身者3人組YouTube情報発信番組「THREEFLAGS-希望の狼煙-」の活動も始め、講演活動など精力的に行っています。
コロナをきっかけに、同じ境遇の社会的養護出身または虐待された経験はあるが保護される事のなかった若者達の孤立を感じ、オンラインでの居場所事業を開始し、毎週zoomを行いました。そこから得た声からコロナ禍には全国へ毎月80人への食品、洋服、生理用品などの日用品の支援を行いました。その後、実際に集まれる居場所事業として東京都杉並区に自宅を開放しての居場所事業「まこHOUSE」を開所しました。365日いつでも代表山本昌子の都合が合えば来られる家になって居ます。宿泊も可能であり、緊急的に次の家が決まるまでの18歳以上の若者達の保護場所にもなって居ます。毎月15日には、みんなで集まりお食事会やイベントも開催しています。一人では全国の子達の対応が難しかったため、全国の大人たちが若者を見守り「心の家族」を目指すおせっかいsanグループも作りました。現在全国約80名の方々が、月に1度ご飯に出かけたり、LINEで相談に乗ったり、お掃除苦手な子のお手伝いに行ったり、コロナで療養している子に食べ物を届けたり、出来る人ができることをモットーに活動しています。同時に、オンライン里親として月に一回お金を振り込む支援プランも行っています。2021年7月には、「施設・里親家庭で暮らす子ども・暮らしていた若者への心のケアの拡充を求める署名」4万7403筆を厚生労働大臣へ提出し政策提言も行いました。2022年3月から現在は全国の虐待された経験のある仲間達と作り上げるドキュメンタリー映画「REALVOICE」の制作を行っています。2022年11月には 、虐待を受けた児童・生徒のSOS発信に関するアンケート調査の1005人からの回答を集計し結果を公開しました。
2022年7月∼3月 にて「こどもの居場所づくりに関する検討委員会」にも参加し支援者及び当事者として意見表明を行っています。


2016年3月 任意団体ACHAプロジェクト設立(振袖事業)
2019年10月 YouTube情報発信番組THREEFLAGS活動開始(当事者発信)
2020年8月 居場所事業まこHOUSE開設(居場所事業)
2021年1月 おせっかいsanグループ設立(アフターケア事業)
オンライン里親開始(奨学金事業)
2021年7月 「施設・里親家庭で暮らす子ども・暮らしていた若者への心のケアの拡充を求める署名」4万7403筆を厚生労働大臣へ提出
2022年3月 ドキュメンタリー映画「REALVOICE」制作開始(当事者発信)
2022年11月 虐待を受けた児童・生徒のSOS発信に関するアンケート調査1005人の集計結果発表
2022年7月∼3月 こどもの居場所づくりに関する検討委員会

質問1.この活動を通してどのような未来を実現したいと思っていますか(ビジョン)

現代において、子どもだけでなく親への支援の必要性を大きく感じています。日本は少子化問題にも直面していますが、子どもを前向きに明るい気持ちで生み育てられる環境、そして子どもを授かり産む選択を後悔しない日本を目指したいです。誰もが幸せを感じ「生れてきてよかった」と心から思える日本であって欲しいです。虐待で亡くなる子どもゼロを目指し、出来る限り虐待という行為自体のゼロを目指したいです。

質問2. 未来を実現するために今行っている具体的な活動をお答えください(アクション)

虐待を経験した当事者の声を大切に耳を傾け、本当に必要な事を考え、活動へと反映させていくことを意識して活動しています。同時に、支援する立場同士のネットワーク作りやコミュニケーションも大切に、みんなで問題解決に取り組んでいます。また、行政の方々ともこまめにやりとりをし、役割分担をしながら問題へ取り組んでいます。具体的には、当事者活動、居場所事業、政策提言、奨学金事業、振袖事業、映画制作をています。

質問3.あなたの行っている 活動は社会にどのような影響を与えていますか(インパクト)

振袖事業では、今までに約180名の子達が振袖や袴を着ることが出来ました。THREEFLAGS-希望の狼煙-では、児童相談所、児童養護施設などの研修、専門学校や大学の授業に活用されています。居場所事業では、2年間半で約500人に利用されました。コロナ禍の食品支援は約1000人へ行いました。署名活動や厚生労働省との意見交換を重ねた結果、厚労省の令和3年度の概算要求に《社会的養護経験者のメンタルケア制度の創設》が初めて加えられました。

質問4.あなたの活動を公開しているSNSやHPがありましたら教えてください。

https://achaproject.wixsite.com/website-1

経歴 自己PR

生後4か月から19歳まで乳児院、児童養護施設、自立援助ホームで育てて頂きました。育児放棄により、あと何時間か遅ければ死んでいたところを保護されました。両親に愛されることはなくてもその後、沢山の人に愛され生きてくる事ができました。とても感謝しています。今度は私がその優しさや愛情を生涯かけて、同じ境遇の仲間達へ繋いでいきたいと思っています。人を傷つけ殺すのも人間であり、希望を与え救うのも人間です。

活動内容写真

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